【空手を始めるにあたって】

  

空手には、様々な流派、会派がありますから、その中からきっとあなたに会ったタイプの空手が見つかるはずです。

順次、空手を始めるに当たってのポイントを説明していきますのでご安心してください。

 

どのタイプの空手を選びますか

 

空手は大きく、「伝統空手」と「フルコンタクト空手」の2つのタイプに分けることができます。

それぞれについて、これからていねいに説明をしていきます。

 

伝統空手

沖縄で発祥した「唐手」がやがて日本本土に伝わり、広がっていく過程で名称が「空手」に変わり、流派も徐々に増えていきました。

空手流派の中でも早い時期から、日本本土で活動し組織を広げてきた流派が「伝統空手」と呼ばれています。

松濤館流、剛柔流、糸東流、和道流などが有名で、道場も各地に数多くあります。

そして、これらの流派は、統一競技大会を開催しています。

大会を開催するにあたって「寸止め方式のルール」を採用しているのが特徴です。

 

「寸止め方式のルール」とは、組手の際に、相手の身体に突きや蹴りを当てずに、直前で技を極めた内容で採点し勝敗を決めるというタイプの空手です。別名「寸止め空手」ともいいます。

道場の稽古は、大会ルールに則り行われることが一般的で、道場の稽古も寸止め方式で行います。

怪我や恐怖心という点では始めやすいかもしれません。

ただ、寸止めと言っても、技を止めたつもりが誤って相手に当たってしまうことも多く、思わぬ怪我が無いとは言えません。

 

  

フルコンタクト空手

「寸止め方式」での組手では、本当の強さ、力量は測ることができないという考えから、突き蹴りを相手に当て優劣を競う「直説打撃ルール」の大会を開催している会派の総称です。

最初に、「直説打撃ルール」の大会を開催したのは、極真会館(極真空手)であり、創始者の大山倍達は、松濤館流と剛柔流空手を修めた後に極真会館を設立しました。

1969年に第一回全日本空手道選手権大会が開催され、そのルールの過激さに「死人がでるぞ」と会場に詰めかけた空手関係者もいたと言います。その期待に反し死者は出ませんでしたが。

そのような騒ぎになるほど、当時の空手界にとっては革命的な大会でした。

 

大会ルールは、突き、蹴りを直接相手に当てて、相手をノックアウトすることで勝敗を判定します。

手技による顔面攻撃、金的攻撃、つかみ、投げを禁じ手としています。

「寸止めルール」と比べ過激ではありますが、直接打撃に組手に耐えうる体力、筋力の増強、攻撃に対する受け、さばきの技術の習得の稽古をしっかり行った上での段階的な組手稽古を重視しているため、道場でのケガはほとんどありません。

 

 

大会ルールには、「寸止め方式」、「直説打撃方式」、「防具着用直説打撃方式」の3種類があります。

さらに詳しく知りたい方は、投稿文「空手とルールの問題は永遠である」をお読みください。

 

  

具体的な費用や行事等は

  

【道場選び】

やりたい空手タイプが決まりましたら、近くにある空手道場を見学してください。

空手の稽古は、週2回から3回程度、稽古時間は1時間半から2時間が一般的です。

クラス分けは、少年部(小学1年生~6年生)、一般部(中学生~40歳程度)、壮年部(40代以上)

大きな道場であれば女子部があります。

稽古は夕方6時から7時頃に始まります。

社会人であれば、仕事が終わってから十分に稽古ができる時間帯です。

 

空手を長く続けるためには、できれば30分以内で通える場所が理想です。

僕に教えた生徒に、1時間30分かけて通う猛者もいましたが、無理なく通える道場をお選びください。

  

【費用】

・入会金 …10,000円程度(入門時のみ)

・月謝  …5,000円~10,000円程度

・年会費 …10,000円程度(会派により)

・空手着代

 

【行事】

・昇級・昇段審査会(年3回程度)

・各種大会(組手の部、型の部)

・夏季合宿等

 

 

それでもまだ心配があります

 

【道場の雰囲気】

「鼻の下にちょび髭を蓄え、厳つい身体で、空手着や帯はボロボロ、外ではいつも下駄を履いている。

行動は粗野で、暴力的…」

このようなイメージをお持ちの方もおられるかもしれませんが、僕が入門した40年前でさえそのようなお方は存在していませんでした。ご安心ください。

 

道場内は、みなさん優しい方々が多く、稽古中に怒鳴ったりすることはありません。

その点からみると、他の野球やサッカーなどの方が練習自体は厳しいかもしれません。

空手は、それぞれが自己実現のために始める方が多いためか、一生懸命やるかやらないかは本人次第で、良い意味で他の道場生に無関心かもしれません。

野球やサッカーなどは、誰かが和を乱せば全体に影響がありますから、自然に厳しくなるのかもしれませんが、空手にはそんな考えはありません。道場のルールさえ守っていただければ、あとは自己責任の世界です。

  

【怪我は】

いずれの道場でも、稽古中のケガについては神経質なほど注意を払っています。

指導員は豊富な経験から、ケガの無い指導法を行っています。

攻撃に対し、どのように対処したら良いかをしっかり指導します。

その点はご安心ください。

 

もし気持ちが定まりましたら、ぜひ少しの勇気を出して空手の門をくぐってきてください。

新たな人生の光が差し込んできますよ。きっと…

 

 

 

 

 

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