組手における外受けや下段払い、上段平行受けをマスターしたら、掛け受けの稽古を多くします。
中段前蹴りを下段払いで受ける際に「掛け」の技術を組み込みます。
上段回し蹴りを平行受けする際にも「掛け」を取り入れます。
上段突きに対しては、背刀で受け更に腕を返し「掛け」ます。
「掛け」受けの良いところは、攻撃を受けた後、相手をコントロールしやすくなる点にあります。
これは「続・秘伝極真空手」に掲載されている「背刀掛け崩し」と名付けられた技です。
背刀側で相手の上段突きを受けます。⇒次に下図の要領で腕を転がす

小指と薬指を引っ掛けて⇒引き込み崩します


「続・秘伝極真空手」には様々な受け崩しのパターンが紹介されています。
その中でも、比較的簡単に組手で使えそうな技が、この”背刀掛けからの崩し”です。
僕は気にいっています。
昔と違って今は、どこの道場でも上段突きに対する対処法の稽古があると思います。
僕も30代からずっと、研究してきましたが、やはり、空手の組手にはボクシングなどの技術を安易に持ち込んでもなじまないと言うのが結論です。
空手には空手の理念にあった戦いのための技術が既に用意されている。
極真空手には、受け崩しの技術が存在し、それを失伝してはいけないな、と僕は思います。
加えて、この技術書の良くできている点は、「構えと受け崩し」を併せて説いているところではないだろうか。
極真空手は、我々が現役だった80年代頃から大会が充実してきました。
それと同時に、組手の構えが所謂、ボクシングスタイルに変わってきました。
大会ルールに有利なスタイルではあるのですが、同時に古典的技術もどこかに置いてきてしまったのではないだろうか。
ボクシングスタイルでは使えない空手の技は存在します。
構えと組手についても、まだまだ研究の余地が残されています。



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